2025 Mentorship Programme
— 表現の輪郭を探る —
[個別伴走型:全6回+ステイトメント添削2回]のご案内
ドキュメンタリー写真や社会と深く関わるヴィジュアル表現を実践している人、始めようとしている人のための、個人向けメンターシッププログラムです。
このプログラムでは、プロジェクトの立ち上げから、作品制作、ステイトメントの言語化、そしてアウトプット(展示・出版・発表など)まで、参加者一人ひとりの関心と歩幅に寄り添いながら、半年から1年間に渡って継続的に伴走していきます。
プロフェッショナルを志す方、表現の幅を深めたい学生や若手作家、既に第一線で活動をしながらも自身の活動を見直したい経験者まで、幅広くご参加いただけます。
開催概要
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回数:全6回(各回最大3時間)+ ステイトメント添削(2回)
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頻度:隔月開催(希望に応じて毎月開催も可)
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形式:オンライン or 対面(大阪・京都・兵庫は対面での調整可、交通費をご負担頂く場合がございます。)
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期間:2025年6月〜(参加者と調整のうえ決定)
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定員:一般2名 学生2名(定員に達し次第、受付を締め切ります)
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参加費:一般 68,000円(税込) 学生 42,000円(税込)
※銀行振込(振込手数料のご負担をお願いします。2回・3回の分割払い可)
※クレジット払いも可能ですが、その場合はPAYPAL手数料分2500円が上記金額に追加されます。
応募締め切り
2025年6月15日(日)
本プログラムは、限られた人数での開催となるため、定員に達し次第、受付を締め切らせていただきます。
※なお、内容や目的との適合を確認させていただくため、応募内容を拝見してから、参加の確定となります。
セッション内容(参考例)
第1回「プロジェクトの構成」
アイデアの深掘り、テーマと対象の明確化、プロジェクト名の検討、スケジュール感の共有
第2回「アプローチと表現の方法」
リサーチの手法、写真での伝え方、撮影・記録の倫理、視点の立て方について議論
第3回「実践中の振り返り」
撮影中のフィードバック、表現上のジレンマ、方向性の修正と強化
第4回「ステイトメント構築」
コンセプトと言葉のつながりを検討。プロジェクトの背景・視点・文体の検討
第5回「編集」
目的を持った写真とテキストの編集
第6回「アウトプット」
最終発表形態(展示/写真集/Web等)に応じた具体的助言。今後の展開への接続。
※進行内容は参加者ごとの状況や希望により柔軟に調整します。
対象者
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写真や映像で社会的な主題に取り組みたいが、方向性に迷いがある方
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既に取り組んでいるプロジェクトをまとめたい方
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これから新しいプロジェクトに取り組む予定の方
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ドキュメンタリー作品を体系的に組み立て、言葉にしたい方
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自分の制作を第三者と共に見直す時間がほしい方
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将来的に展示・出版・発表などアウトプットを考えている方
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批評性を備えた表現を探求したい方
お申し込み・お問い合わせ
ご希望の方は、以下の内容を明記のうえ、メールでご連絡ください。
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お名前・ご所属(あれば)
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現在の関心やプロジェクト概要(既に開始しているものでも、プログラムで実施したい今後の)
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オンライン or 対面の希望
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月1回/隔月の希望
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その他相談したいこと(任意)
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ポートフォリオ(これまで撮影した写真で最大20枚を返信メールで指定のGoogle Driveのフォルダに共有ください。)
メール宛先:kazuma924(at)gmail.com
小原 一真(Kazuma Obara)
写真家・ジャーナリスト
1985年生まれ。ロンドン芸術大学大学院フォトジャーナリズム修士課程修了。
伝統的なフォトジャーナリズムとコンセプチュアルなドキュメンタリーの間を横断しながら、社会から見えづらい人々の記憶や声を掘り起こす作品を国内外で発表している。英ガーディアン、WIRED、Newsweek Japan などのメディアへの寄稿を行う他、近年はアルル国際写真祭(フランス)、京都国際写真祭(二条城・京都)、ヨーロッパで最大規模の近現代美術館Pinakothek der Moderne(ドイツ)などに出展。写真集は「Reset(ラースミュラー・スイス)」「Silent Histories(Editorial RM・メキシコ)」などが出版されている。主な受賞歴に、世界報道写真賞2016「人々の部」第1位、パリフォト × アパチャーフォトブックアワードノミネートなどがある。また、イギリス、オランダ、スイスなどヨーロッパ各国の芸術大学において、ドキュメンタリー表現やフォトブック制作に関するレクチャーや講義を実施。加えて、長期の写真集制作ワークショップも主催し、実践と対話を重視した教育活動を展開している。2025年には京都新聞印刷のサポートのもと、URBAN RESEARCH KYOTO、小川珈琲、京都ポルタ、東本願寺しんらん交流館の4会場で同時開催の展覧会をKG+Special Exhibitionsで実施。空間・都市・人々の記憶をつなぐ写真表現を探求している。